蝸滄浹辷セ
××××年04月01日
#1
さむい ひとにあいにいきたい そんなきがする いや いかなきゃ
いかなきゃ、いかなきゃ!!
滄音 チヤ
××××年××月××日
#2
人の姿になるために体を奪い精神を殺した この人間は「チヤ」というらしい
滄音 チヤ
××××年××月××日
#3
人の姿にまだ慣れない どこに行けばいいのか分からない だから公園にいる
滄音 チヤ
××××年××月××日
#4
子供が話しかけてくれるようになった うれしい 嬉しい!
まだ足りない! もっと!
滄音 チヤ
××××年××月××日
#5
あの音楽が嫌いだ 嫌い、嫌い!!
あれが鳴ると誰もいなくなる 子供もみんな僕を置いていく
まだ足りない もっと、もっと!!
滄音 チヤ
××××年××月××日
#6
眼鏡の子供が不安そうな顔で話しかけてきた 嬉しい
滄音 チヤ
××××年××月××日
記憶_2014_××_××_16:30
(ゆうやけこやけが流れている) (あなたは彼に帰らないのか、と質問する) 「……いいんです、僕が今帰っても妹を怒らせるだけなので」 (数秒間の沈黙) 「……僕はただ、爾……妹が1人で行動するのが心配で」 (だんだんと俯いた彼の瞳に涙が溜まっていく) (その様子がまるできらきらと光る海のようで、あなたはじっと彼の瞳を見つめてしまう) (視線に気づいた彼が顔を上げ、あなたと目が合う) (その瞬間あなたは強く興奮し、彼の瞳が“欲しい”と思ってしまった)
滄音 チヤ
××××年××月××日
#8
目が欲しいと伝えたら、彼は血相を変えて帰っていった
欲しい 欲しい、欲しい!!
彼の綺麗な瞳も 怯えた表情も
全て欲しい
滄音 チヤ
××××年××月××日
#9
彼は中学生だったようだ もっと近づきたい
滄音 チヤ
××××年××月××日
#10
いつも近くにいるあの女が邪魔だ 邪魔、邪魔!!
あの女くらい彼に近づきたい
そうだ 身体を奪ってしまおう
滄音 チヤ
××××年××月××日
#11
この女は駄目だ 相性が悪い 底の部分で制御が効かない 何故?
滄音 チヤ
××××年××月××日
#13
あの女 嗟音チカ と会話をした
眼鏡の彼は嗟音コウというらしい
またひとつ彼に近づけた
滄音 チヤ
××××年××月××日
#14
チカに コウの瞳と怯えた顔が欲しい という話をしたら、何故かとても嬉しそうにしていた
協力してくれるらしい
2人で、計画を立てることにした
滄音 チヤ
2014年08月12日
#15
クラスメイトの体を奪って コウに流星群の噂を吹き込んだ
賢い彼なら覚えていてくれるはず
滄音 チヤ
2014年08月15日
#16
チカに家の中でも動いていいと許可を貰った
コウが廊下を歩いている
あと少し、あと少し
滄音 チヤ
××××年××月××日
記憶_2014_08_20_23:43
「いいですか、チヤ?最後の確認です。私の指示なく勝手に動いてはいけませんよ。もしも計画に背くような行動を取った場合、私はすぐにあなたを身体から追い出します」 (あなたは彼女から隠しきれない殺気を感じ、身震いしながら頷いた) 「ふふ、そうです、それでいいんですよ。」 (数秒間の沈黙) 「……この計画が成功すれば、兄様は私の姿を見るだけで怯えるようになるでしょう。そうすれば、あなたは満足な結果を得られますし、兄様が私のことを考える時間も増えます」 (小さな声で独り言を呟いている) 「ふふ、兄様……大好きな兄様。貴方と2人で人生を歩めるなら、私はどんな事だってします……たとえ、あなたに嫌われようとも」 (彼女の頬がゆっくりと赤らんでいく) (彼の瞳が欲しいという話はどうなったのか、と彼女に質問する) 「ああ!それは来年の誕生日に取っておきましょう?そうすれば、兄様は『また来年も何かされるかもしれない』と思って更に怯えた顔を見せてくれるはずです」 (彼の身体に強い負担がかかるが、それでもいいのかと尋ねる) 「そうですね、本当ならなるべく傷付けたくないのですが……自分の生活に支障が出た方が『私の存在』について常に考えることになるでしょうし、何よりあなた……自分に利益がないと動いてくれないでしょう?」 (彼女は少し考えるような素振りを見せながら、饒舌に計画について話している) 「ふふ、そう難しく考えなくて良いんですよ。私に従って動いてくれさえすれば、あなたは目的を達成できますから」 (彼女はそう言った後、こちらに柔らかく微笑みかける) 「さあ、そろそろ兄様が私を呼びに来る頃合ですよ。」
滄音 チヤ
××××年××月××日
記憶_2014_08_21_00:12
(兄妹のひそひそ声が聞こえる) 「爾、見てください!すごく綺麗でしょう?」 (いつになく上機嫌なコウが、はしゃいで柵に足をかけ身を乗り出す) 「わあ……!流れ星がこんなにたくさん!兄さまっ、すごいです!」 (チカもわざとらしくはしゃぎ、同じように身を乗り出す) (空には無数の流星群が流れている) 「あっ」 (チカが足を滑らせる振りをして、崖の下に落下する) 「爾っ!?」 (意識があなたに切り替わり、視界がクリアになる) (咄嗟の出来事に焦り、混乱した表情でこちらに手を伸ばすコウの姿が見える) (その表情を、あなたは脳裏にしっかりと焼き付けた) *** (鈍い音と共に、地面に身体が叩きつけられる) (あなたは能力を使い、チカの身体を急いで治癒する) (だんだんと意識が遠のき、チカに切り替わる) 「んもう、かわいくてお気に入りのパジャマだったのに……」 (パンパン、と服に付いた砂埃を軽く落としている) 「……か……ちか……爾……!!」 (遠くからぜえぜえと息を切らしたコウの声が駆け寄ってくる) 「……だ、大丈夫……だったんですか?」 (驚きと絶望、困惑が入り交じったような表情でコウがこちらを見ている) 「ふふっ、大丈夫ですよ。兄様こそ、そんなに息を切らして……大丈夫ですか?体調が悪そうですし、早く家に戻りましょう」 (彼の涙で潤んだ瞳に流星群が反射し、輝いている) (意識の奥からその様子を見ていたあなたは、より一層彼の瞳が欲しくなった)
滄音 チヤ
2014年08月27日
#19
あれからコウは 僕のことを見る度に怯えた表情をするようになった
もっと彼の色んな顔が欲しい
滄音 チヤ
2015年08月14日
#20
ずっとずっと我慢してきた チカの赤い眼は嫌いだ 早く彼の綺麗な瞳が欲しい
滄音 チヤ
2015年08月15日
#21
この時期はいつも調子が悪い 苦しくなる
滄音 チヤ
2015年08月20日
#22
コウの瞳のことを褒めた 明日僕のものになるのが待ちきれない 早く 早く、早く!!
滄音 チヤ
××××年××月××日
記憶_2015_08_21_08:29
「兄様の眼って、澄んだ海のような綺麗な色で素敵です」 「……爾?」 (あなたはゆっくりとコウに近づき、壁際まで追い込んでいく) 「……爾、どうしたんですか?」 「ねえ兄様、もしも私がその眼を欲しいと言ったら、」 (壁に背をつけたコウの顔を無理やり手でこちらに向かせ、目と目を合わせる) 「爾、話を聞きなさい!」 (彼の怯えた表情が嬉しくてたまらなくなる) 「この忌々しい赤い眼と、交換してくださいますか?」 (あなたがそう言い終わると同時に、コウが呻き声を上げながら右目を抑え始める) (苦しそうな表情を浮かべながら、ずりずりと床にへたり込んでいく) (あなたのことを見上げ、まだ僅かに開いている左目で必死に睨みつけてくる) (彼の一つ一つの動作がとても愚かで、同時に愛おしく感じる) 「コウ……ずっと、ずっとその姿を僕に見せて。」 (あなた の声を聞いた彼は、そのままゆっくりと意識を飛ばした)
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最終更新: 2026.06.03

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