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記憶_2014_××_××_16:30

滄音 チヤ

(ゆうやけこやけが流れている)


(あなたは彼に帰らないのか、と質問する)



「……いいんです、僕が今帰っても妹を怒らせるだけなので」



(数秒間の沈黙)



「……僕はただ、爾……妹が1人で行動するのが心配で」



(だんだんと俯いた彼の瞳に涙が溜まっていく)



(その様子がまるできらきらと光る海のようで、あなたはじっと彼の瞳を見つめてしまう)



(視線に気づいた彼が顔を上げ、あなたと目が合う)





(その瞬間あなたは強く興奮し、彼の瞳が“欲しい”と思ってしまった)




© 2024 笹崎

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